ブライド・トゥー・ビー シェフ・パティシエ宮﨑龍が所属する日本代表チームが、2025年1月24日から25日に、フランス・リヨンで開催された世界最高峰の洋菓子コンクール「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2025」において優勝し、2023年大会に続く2連覇を達成しました。
◾️クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーとは
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーとは、M.O.F.(フランス最優秀職人章)の称号をもつガブリエル・パイアソン氏と、フランス「ヴァローナ社」によって設立された世界を代表するパティスリーのコンクールで、2年に1度フランスのリヨンで開催されます。各大陸予選を勝ち抜いた世界のパティシエたちが、3名でチームを組み、その腕を競う最高峰の場とされており“スイーツのワールドカップ”とも呼ばれています。
第19回目となる今大会では、各大陸の予選を勝ち抜いた全18カ国が大会に出場。
総合テーマ「National Heritage(国家遺産)」に沿って競い合いました。
日本は強豪国のフランスやマレーシアを抑えて優勝。前回2023年大会に続く2連覇を達成しました。
大会では、9時間にわたる競技が行われ、飴細工、チョコレート細工、氷彫刻といった工芸作品の制作に加え、フローズンデザートやレストランデザート、さらに今年から新たに課題として加わったショーショコラの3つの味覚課題が設定され、各チームが制限時間内に作品を提出しました。
◾️日本チームテーマ「Land of the Rising Sun(日出ずる国)」
今大会の日本チームのテーマは「Land of the Rising Sun(日出ずる国)」。
歌舞伎、相撲、太鼓、錦鯉など日本文化を象徴するモチーフをちりばめ、日本文化を表現した作品を作り上げました
SDGsの取り組みも求められる味覚課題では、「農業遺産」を意識した、今の季節しか使えない旬のものや日本独自のものを使い、作り上げました。
日本チームは、味覚の完成度、日本の文化と伝統を力強く表現したデザイン、そして優れたチームワークが高く評価され、見事優勝に輝きました。
◾️シェフドパティシエ宮﨑龍 16年にわたる挑戦
1972年1月生まれ、愛知県出身の宮﨑は、2004年に創業メンバーとしてブライド・トゥー・ビーに入社。
30歳を過ぎて、パティシエの道に進む覚悟を決め、技術を磨くために積極的に学び続けました。これまでジャパンケーキショー東京や氷彫刻大会など国内の大会にて数々の賞を受賞しました。
そして、世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の国内予選へも挑戦。
何度も挑戦を続けるも、世界大会へのハードルは高く、優勝へあと一歩が届きませんでした。しかし、「諦めたらそこで終わり、年齢制限がないならば挑戦を続けよう」と覚悟を決め、ついに2023年の国内決勝大会で優勝を果たしました。
8大会16年の挑戦の末、日本代表へ選出されました。
念願の世界大会へ、最年長53歳の日本代表として臨み、今まで磨き続けた技術と力を出し切り、その才能を世界の舞台で発揮。世界一を掴みました。
宮﨑の担当したフローズンデザートでは日本文化の「独楽」を表現。完成度の高い見た目はもちろん、杏、木頭ゆず、アーモンドを使用し、味や深い香りまでこだわった作品となりました。
また、氷彫刻では「錦鯉」を表現。大小二匹の錦鯉が動いて流れているかのように、ラインにこだわった作品は高い評価を得ました。
◾️宮﨑龍コメント
パティシエとして覚悟を決めてから、憧れの世界大会でした。
そして世界一となり、想い描いた事を全て叶えることができました。
仲間のサポートがなければ成し遂げることができませんでした。
本当にありがとうございました。
ブライド・トゥー・ビーでは、これからも「日本の誇り」となる才能を応援し、特別な日を彩る最高のおもてなしを提供してまいります。
皆さまの日頃のご支援に心より感謝申し上げると共に、これからの宮﨑の活躍にご注目いただければと思います。
今後ともブライド・トゥー・ビーを、どうぞよろしくお願い申し上げます。